ざわ)” の例文
旧字:
何の臓器だか存じませんが、串にさして塩を振って焼いたものは殆ど腥味なまぐさみがなく、きし/\したゴムのような歯ざわりにとても気持のよいところがあって、わたくしは好きでした。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
我子の愛に満ちた声を待ち、優さしい手ざわりに餓えて居るであろう。
大いなるもの (新字新仮名) / 宮本百合子(著)