トップ
>
観音丸
>
かんのんまる
ふりがな文庫
“
観音丸
(
かんのんまる
)” の例文
抜錨
(
ばつびょう
)
後二時間にして、船は魚津に着きぬ。こは富山県の良港にて、運輸の要地なれば、
観音丸
(
かんのんまる
)
は貨物を積まむために立寄りたるなり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
観音丸
(
かんのんまる
)
は直江津に
安着
(
あんちゃく
)
せるなり。乗客は狂喜の声を
揚
(
あ
)
げて、
甲板
(
デッキ
)
の上に
躍
(
おど
)
れり。拍手は
夥
(
おびただ
)
しく、
観音丸
(
かんのんまる
)
万歳! 船長万歳!
乗合
(
のりあい
)
万歳!
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ここ一時間を無事に保たば、
安危
(
あんき
)
の間を
駛
(
は
)
する
観音丸
(
かんのんまる
)
は、
恙
(
つつが
)
なく直江津に
着
(
ちゃく
)
すべきなり。
渠
(
かれ
)
はその全力を尽して浪を
截
(
き
)
りぬ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
観
常用漢字
小4
部首:⾒
18画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
“観音”で始まる語句
観音
観音様
観音堂
観音経
観音崎
観音開
観音力
観音菩薩
観音扉
観音院