トップ
>
見済
>
みすま
ふりがな文庫
“
見済
(
みすま
)” の例文
旧字:
見濟
深さは立って乳の辺まであるから、運動のために、湯の中を泳ぐのはなかなか
愉快
(
ゆかい
)
だ。おれは人の居ないのを
見済
(
みすま
)
しては十五畳の湯壺を泳ぎ
巡
(
まわ
)
って喜んでいた。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
とうっかり水を見る油断を
見済
(
みすま
)
し、
後
(
うしろ
)
から丈助が勇助の腰をドント打って川の中へ
突落
(
つきおと
)
す。勇助は
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
陰士はしばらく
椽側
(
えんがわ
)
に立ったまま室内の動静をうかがっていたが、主人夫婦の熟睡しているのを
見済
(
みすま
)
してまた片足を畳の上に入れる。今度は寒月だと云う声も聞えぬ。やがて残る片足も踏み込む。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
渡邊も答礼して
行過
(
ゆきす
)
ぎるを
見済
(
みすま
)
して
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
済
常用漢字
小6
部首:⽔
11画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当