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褌
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したおび
ふりがな文庫
“
褌
(
したおび
)” の例文
彼は
遽
(
あわ
)
てず騒がず悠々と芝生を歩んで、甕の傍に立つ。
先
(
まず
)
眼鏡
(
めがね
)
をとって、ドウダンの枝にのせる。次ぎに
褌
(
したおび
)
をとって、春モミジの枝にかける。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
祖母は、有難い
御僧
(
おんそう
)
に、
褌
(
したおび
)
の布施をする時は、高僧から下足のおじいさんにまで、おなじように
二締
(
ふたしめ
)
ずつやった。祖母は別段、和讃歌もお経も覚えようとしなかった。
旧聞日本橋:20 西川小りん
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
大作は、
褌
(
したおび
)
を新らしくし、下着を取替えて、いつでも、召捕られる用意をしていた。
三人の相馬大作
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
麦酒
(
ビール
)
なら水だから召上るだろうとか、白足袋を差上げようとか、
褌
(
したおび
)
におこまりだろうとか——すると、番僧が大火鉢で、
肘
(
ひじ
)
まで赤いたこをこしらえて、ガンばってあたりながら、
拙僧
(
わし
)
にもくれよとか
旧聞日本橋:20 西川小りん
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“褌(ふんどし)”の解説
褌(ふんどし)は、日本の伝統的な下着。形状によって帯状の褌と袴状の褌に大別される。同様のものは世界各地の民族に見られ、帯状の褌は南方系民族、袴状の褌は北方系民族の被服の系統に由来するという説がある。
(出典:Wikipedia)
褌
漢検1級
部首:⾐
14画
“褌”を含む語句
赤褌
犢鼻褌
越中褌
屎褌
畚褌
緊褌
褌担
衣褌
古褌
紅褌
牘鼻褌
緋褌
仇討義理与犢鼻褌
褌子
無褌
褌木綿
褌町
褌盥
褌裸
褌襠
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