“被布(はつぴ)” の例文
乘(の)り入(い)れし車(くるま)は確(たし)かに香山家(かやまけ)の物(もの)なりとは、車夫(しやふ)が被布(はつぴ)の縫(ぬひ)にも知(し)れたり、十七八と見(み)えしは美(うつ)くしさの故(ゆゑ)ならんが、彼(あ)の年齡(としごろ)の娘(むすめ)ほかに有(あ)りとも聞(き)かず、噂(うは)さの令孃(ひめ)は彼(あ)れならん彼(あ)れなるべし
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)