“被布団”の読み方と例文
読み方割合
きぶとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西洋の寄宿舎には、青年の生徒にこれをさせない用心に、両手を被布団きぶとんの上に出して寝ろという規則があって、舎監が夜見廻るとき、その手に気を附けることになっている。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
お前も今さう云つてゐる瞬間には、その通りに感じてゐるかも知れない。併しも少しするとお前の考が変るだらう。それはお前が一人で敷布団と被布団きぶとんとの間に潜り込む時だ。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)