えん)” の例文
父の容態がいよいよだめと思われた朝、近所のえんという世話好きの奥さんがやって来て、父の様子を一目見て驚き、あなたはまあ、何をぼんやりしているのです
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
このゆえ太祖たいそ実録じつろく重修ちょうしゅうするや、えん実にその監修をし、又支那しなありてより以来の大編纂だいへんさんたる永楽大典えいらくだいてんの成れるも、衍実に解縉かいしんともこれせるにて、れ皆文を好むのに出で、道余録どうよろくを著し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)