“行基菩薩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうきぼさつ60.0%
ぎやうきぼさつ20.0%
ぎょうぎぼさつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陶器と申す物も唐土からには古来から有った物ですが、日本では行基菩薩ぎょうきぼさつが始まりだとか申します。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
當山の大黒天は、行基菩薩ぎやうきぼさつが南海に流れ寄つた天竺てんぢく香木かうぼくきざんだといふ有難い秘佛ですが、本堂の破損が甚だしく、その再建のため、當山始まつて以來、百日を限つての御開帳を行ひました。
銭形平次捕物控:274 贋金 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「まあ、大へん狭いお心ですこと。あの行基菩薩ぎょうぎぼさつは行末の人の為めにこそ、実のある庭木はお植えなされたと申すではありませんか」
かげろうの日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)