“ぎょうきぼさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
行基菩薩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陶器と申す物も唐土からには古来から有った物ですが、日本では行基菩薩ぎょうきぼさつが始まりだとか申します。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その中で早くから知られていたのは、摂津の昆陽池こやのいけ片目鮒かためふなで、これは行基菩薩ぎょうきぼさつという奈良朝時代の名僧と関係があり、話は少しばかり弘法大師の杖立て清水に似ています。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
はじめに行基菩薩ぎょうきぼさつというお方がおつくりなすった歌だから、あれを冥土めいど土産みやげに聞いて行けば心残りはないから、わたしの命は今晩限り、明日は、もうこの世の人でないと書いてあるよ
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)