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蟇目
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ひきめ
ふりがな文庫
“
蟇目
(
ひきめ
)” の例文
実に非常の群集で、其処にツクノリと云う事があります、何う云う事かと聞きましたら、是は
蟇目
(
ひきめ
)
の法だと云う。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
三浦介はそのあやかしを鎮めるために
蟇目
(
ひきめ
)
の法を行なっているとのことであった。それを聞いて千枝太郎はすこし安心したが、衣笠に逢えないで帰るのがやはり心さびしかった。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
人々はおそれ、おののいた。
天狗
(
てんぐ
)
の仕業ではないか、というので警固の武士を揃えた。昼五十人、夜は百人の武士が
蟇目
(
ひきめ
)
の当番と名づけて、毎晩、威嚇の音高らかに矢を射させた。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
骨ぼそだが四肢は長く、人には引けない
蟇目
(
ひきめ
)
(強弓)をよく引くほどな
鍛
(
きた
)
えもある。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けだし弓は
昔時
(
せきじ
)
にあつては神聖なる武器にして、戦場に用ゐらるるは言ふまでもなく、
蟇目
(
ひきめ
)
などとて
妖魔
(
ようま
)
を
攘
(
はら
)
ふの儀式もある位なれば、
金気
(
きんき
)
の
粛殺
(
しゅくさつ
)
たるに取り合せて
自
(
おのずか
)
ら無限の趣味を生ずるを見る。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
蟇
漢検1級
部首:⾍
16画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“蟇”で始まる語句
蟇
蟇口
蟇蛙
蟇六
蟇田素藤
蟇公
蟇然
蟇股
蟇口型