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蛮船
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ばんせん
ふりがな文庫
“
蛮船
(
ばんせん
)” の例文
しかし、
火薬
(
かやく
)
も
鉄砲
(
てっぽう
)
も、
当時
(
とうじ
)
まだ南海の
蛮船
(
ばんせん
)
から日本へ
渡来
(
とらい
)
したばかりで、
硝石
(
しょうせき
)
の
発火力
(
はっかりょく
)
も、今のような、はげしいものではない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蛮船
(
ばんせん
)
から禁制の火薬や兵器を買いこむため、一時、蜂須賀家を利用した抜荷屋のともがらが、いまだに近海の
野々島
(
ののしま
)
、出羽島、弁天島あたりに巣を食っていて
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また、
堺港
(
さかいみなと
)
は、本邦と海外とを結ぶ唯一の交易地でもあり、
唐船
(
からふね
)
蛮船
(
ばんせん
)
の
入津
(
にゅうしん
)
も絶えない折から、長く乱脈な状態の下に業を停止されてあるのは、国家の
損耗
(
そんもう
)
でもある。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蛮船
(
ばんせん
)
から買い入れようと
競
(
きそ
)
っているが——この
尾州
(
びしゅう
)
あたりはまだ地の利を得ておるものの——
甲州
(
こうしゅう
)
、
越後
(
えちご
)
、
奥州
(
おうしゅう
)
あたりの
山武士
(
やまざむらい
)
のうちには、鉄砲とはどんな物か、まだ見たこともない者が多かろう。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蛮
常用漢字
中学
部首:⾍
12画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“蛮”で始まる語句
蛮人
蛮夷
蛮
蛮声
蛮音
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