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蛮勇
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ばんゆう
ふりがな文庫
“
蛮勇
(
ばんゆう
)” の例文
旧字:
蠻勇
市中の電車に乗って
行先
(
ゆくさき
)
を急ごうというには
乗換場
(
のりかえば
)
を
過
(
すぎ
)
る
度
(
たび
)
ごとに
見得
(
みえ
)
も
体裁
(
ていさい
)
もかまわず人を突き
退
(
の
)
け
我武者羅
(
がむしゃら
)
に飛乗る
蛮勇
(
ばんゆう
)
がなくてはならぬ。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「黄忠、ここに攻め寄せてくるとは兵法を知らざるも甚だしい。勢いにのった
蛮勇
(
ばんゆう
)
のみ……」
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
文化の進歩とともに
昔時
(
せきじ
)
のごとき
蛮勇
(
ばんゆう
)
の必要はいちじるしく
減少
(
げんしょう
)
したけれども、
思慮
(
しりょ
)
と判断力とにおいて
多々
(
たた
)
ますます進むにあらざれば、男一匹として女子に
優
(
まさ
)
るの理由を失うにいたる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“蛮勇”の意味
《名詞》
理非を考えない向こう見ずな勇気。躊躇せず思い切って行う場合など積極的な意味でも用いる。
(出典:Wiktionary)
蛮
常用漢字
中学
部首:⾍
12画
勇
常用漢字
小4
部首:⼒
9画
“蛮”で始まる語句
蛮人
蛮夷
蛮
蛮船
蛮声
蛮衣
蛮夫
蛮野
蛮族
蛮音