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藪睨
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やぶにらみ
ふりがな文庫
“
藪睨
(
やぶにらみ
)” の例文
それなのにものの一間もがたがたと床を踏んだかと思うと
踵
(
きびす
)
をかえして大胆に私を
藪睨
(
やぶにらみ
)
して、英国人らしく鼻に
疣
(
いぼ
)
をつくって
孟買挿話
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
そこを
藪睨
(
やぶにらみ
)
に睨んで、ブラントを諷刺だとさえ云ったものがある。実はイブセンは大真面目である。大真面目で向上の一路を示している。
悉皆
(
しっかい
)
か絶無か。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
村に
武太
(
ぶた
)
さんと云う終始ニヤ/\笑って居る男がある。かみさんは
藪睨
(
やぶにらみ
)
で、気が少し変である。ピイ/\
声
(
ごえ
)
で言う事が、余程馴れた者でなければ聞きとれぬ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
左の方に立っている女の一人が余を見た。それが
忌
(
い
)
むべき
藪睨
(
やぶにらみ
)
であった。日の目の乏しくって暮やすい室のうちで、この怪しい団体はこの怪しい音楽を奏して夢中である。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
藪
漢検準1級
部首:⾋
18画
睨
漢検1級
部首:⽬
13画
“藪”で始まる語句
藪
藪蚊
藪入
藪鶯
藪蛇
藪畳
藪蔭
藪原
藪地
藪柑子