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藤豆
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ふじまめ
ふりがな文庫
“
藤豆
(
ふじまめ
)” の例文
子供がいたずらに小石でも投げたかと思ったが、そうではなくて、それは庭の
藤棚
(
ふじだな
)
の
藤豆
(
ふじまめ
)
がはねてその実の一つが飛んで来たのであった。
藤の実
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
その声が、
直
(
す
)
ぐ
耳近
(
みみぢか
)
に聞こえたが、つい
目前
(
めさき
)
の
樹
(
き
)
の枝や、
茄子畑
(
なすばたけ
)
の垣根にした
藤豆
(
ふじまめ
)
の
葉蔭
(
はかげ
)
ではなく、
歩行
(
ある
)
く
足許
(
あしもと
)
の低い
処
(
ところ
)
。
海の使者
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この一夕の偶然の観察が動機となってだんだんこの
藤豆
(
ふじまめ
)
のはじける機巧を研究してみると、実に驚くべき事実が続々と発見されるのである。
藤の実
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
しかし、これが偶然であると言えば、
銀杏
(
いちょう
)
の落葉もやはり偶然であり、
藤豆
(
ふじまめ
)
のはじけるのも偶然であるのかもしれない。
藤の実
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“藤豆(フジマメ)”の解説
フジマメ(藤豆・鵲豆、学名: Lablab purpureus)は、マメ亜科フジマメ属に属するつる性の植物。別名にセンゴクマメ(千石豆)、アジマメ(味豆)など。インゲンマメと混同されがちだが、別種である。和名は、花の形や色がフジに似ていることから名付けられている。関西では「インゲンマメ」ともよんでいる。中国名は扁豆 (別名:鵲豆)。
(出典:Wikipedia)
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
豆
常用漢字
小3
部首:⾖
7画
“藤”で始まる語句
藤
藤蔓
藤棚
藤村
藤原
藤孝
藤壺
藤堂
藤袴
藤氏