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薪雑棒
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まきざっぽう
ふりがな文庫
“
薪雑棒
(
まきざっぽう
)” の例文
旧字:
薪雜棒
虫も蛙となり、蛇となって、九ツ十ウに及ぶ頃は、
薪雑棒
(
まきざっぽう
)
で猫を
撃
(
う
)
って殺すようになった。あのね、ぶん
撲
(
なぐ
)
るとね、飛着くよ。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かっとした勘次が
薪雑棒
(
まきざっぽう
)
を引っ掴んで飛び出そうとすると、藤吉はそれを押し止めて、起きてゆっくり帯を締め直した。
釘抜藤吉捕物覚書:08 無明の夜
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
長崎屋の井戸の中へ
汚
(
よご
)
れものを打ち込んだり、主人の七郎兵衛が夜道を歩いて居ると、
薪雑棒
(
まきざっぽう
)
でどやし付けたり、火をつけられた数だけでも、三度。
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と
薪雑棒
(
まきざっぽう
)
でも放るように銃を投げだした。
ノア
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「
夜鷹
(
よたか
)
なんか拾って来やがると、勘弁しねえよ。
薪雑棒
(
まきざっぽう
)
で
向
(
むこ
)
う
脛
(
ずね
)
をかっ払って、西の海へ叩き込んでやるから」
銭形平次捕物控:070 二本の脇差
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
いや、困った
親仁
(
おやじ
)
が、一人でない、
薪雑棒
(
まきざっぽう
)
、
棒千切
(
ぼうちぎ
)
れで、二人ばかり、若いものを連れていた。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ちょッ! あの服装はなんでえ!
覲番侍
(
きんばんもの
)
が吉原の昼火事に駈けつけるんじゃアあるめえし、
大概
(
てえげえ
)
にしゃアがれッ!……といいてえところだが、待てよ! これだけの
薪雑棒
(
まきざっぽう
)
に取り囲まれていけあ
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
薪
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
“薪雑”で始まる語句
薪雑木