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薪倉
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まきぐら
ふりがな文庫
“
薪倉
(
まきぐら
)” の例文
「せめて宇治あたりまで、牛の背で送って進ぜよう。ちょうど、ゆうべは丑之助も、御城内の
薪倉
(
まきぐら
)
に泊っている筈——」
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信長はその日、何思ったか、城内の
兵糧倉
(
ひょうろうぐら
)
から台所を一巡して、なお、
薪倉
(
まきぐら
)
炭倉
(
すみぐら
)
などまで、検分して歩いていた。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その姿を見つけた稲葉山城の兵たちも、味方とばかり思って、附近の
薪倉
(
まきぐら
)
だの、
籾蔵
(
もみぐら
)
などの棟の下で、
屯
(
たむろ
)
しながら、朝の
兵糧
(
ひょうろう
)
を喰って、雑談などしていた。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると、この頃になって、毎夜のように、山には出火が
頻々
(
ひんぴん
)
と起った。ゆうべは、
横川
(
よかわ
)
の大乗院の
薪倉
(
まきぐら
)
から、おとといの夜は、
飯室谷
(
いいむろだに
)
の滝見堂から、
小火
(
ぼや
)
があった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、いわれて、小者と共に、
外曲輪
(
そとぐるわ
)
の
薪倉
(
まきぐら
)
の方へ、追いやられた。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
薪
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
倉
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
“薪”で始まる語句
薪
薪割
薪炭
薪屋
薪木
薪水
薪雑棒
薪小屋
薪山
薪束