しも)” の例文
旧字:
人間のぬけ殻をしもうた棺であることを知り、とてもいやな思いをして、あわてて逃げて帰ったことのあるそのものが、現にまだここに置き放してあるではないか。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)