“西蔵犬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
チブッチけん33.3%
チベットけん33.3%
チベツトいぬ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに時々、頭の上で唸る西蔵犬チブッチけんらしい動物の声に胆を冷した。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
大佐の部屋から引下って来た孫軍曹は、中庭の隅で吠え立てた、獰猛どうもう西蔵犬チベットけんを射殺しかねないほど興奮していた。犬はつないであったのだが、彼は滅茶滅茶に拳銃ピストルでもぶッ放したい気持だった。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
西蔵犬チベツトいぬ、「エスキモー」いぬ西比利亜犬シベリヤいぬ、我々の兄弟分はれも力が強く勇気があつてしたゝかな豪傑である。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)