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蓮華寺
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れんげじ
ふりがな文庫
“
蓮華寺
(
れんげじ
)” の例文
蓮華寺
(
れんげじ
)
では下宿を兼ねた。瀬川
丑松
(
うしまつ
)
が急に
転宿
(
やどがへ
)
を思ひ立つて、借りることにした部屋といふのは、其
蔵裏
(
くり
)
つゞきにある二階の角のところ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
越後の
蓮華寺
(
れんげじ
)
村の
姨
(
おば
)
が井という古井戸などもその一つで、そこでも人が井戸の
傍
(
そば
)
に近よって、大きな声でおばと呼ぶと、
忽
(
たちま
)
ち井戸の底からしきりに
泡
(
あわ
)
が浮んで来て
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
なぜ動かないんだろう? 道でも間違ったんじゃアないかしら? ……いったいここはどこなんだろう? ああ
蓮華寺
(
れんげじ
)
の裏手だよ、名高い渋沢の
藪地
(
やぶち
)
前! えらい所へ来てしまった。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
秋葉の
蓮華寺
(
れんげじ
)
に、ただ
老
(
お
)
い
朽
(
く
)
ちる私であった所を、そのころ、一筋に浄土門へ入って、名も
恋西
(
れんせい
)
と申されていた熊谷入道どのにふとお目にかかり、吉水にかかる上人のおわすと聞いて
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見まわせば、そこは覚えのある山岡家の
菩提寺
(
ぼだいじ
)
駒込
蓮華寺
(
れんげじ
)
の墓地であった。
剣の四君子:04 高橋泥舟
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ところでこの頃島原城之介、どこを走っていたかというに、
蓮華寺
(
れんげじ
)
の背後
藪地
(
やぶち
)
の前を、例の
蛾
(
が
)
のように白々と、月光を浴びて走っていた。と、スタスタとうしろから、追いせまって来る足音がした。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ここは
時宗寺
(
じしゅうでら
)
の
蓮華寺
(
れんげじ
)
の地域らしく、堂の廂には
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蓮
漢検準1級
部首:⾋
13画
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“蓮華寺”で始まる語句
蓮華寺岳