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蒼冥
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そうめい
ふりがな文庫
“
蒼冥
(
そうめい
)” の例文
梅花を渡るうすら冷たい夕風に
色褪
(
いろあ
)
せた丹頂の毛をそよがせ
蒼冥
(
そうめい
)
として
昏
(
く
)
れる前面の山々を淋しげに見上げて居る。
鶴は病みき
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そして傾いたボートの
船縁
(
ふなべり
)
からすれすれに、
蒼冥
(
そうめい
)
と
暮
(
く
)
れた宵色の湖面が覗かれた。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
蒼冥
(
そうめい
)
として海の如く暮れて行く空——お涌には自分の結婚の仲立ちをする日比野の女主人も、それに有頂天になる肉身も、自分の
婿
(
むこ
)
になろうとする島谷も、すべてはおせっかいで意地悪く
蝙蝠
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
蒼冥
(
そうめい
)
として海の如く暮れて行く空——お涌には自分の結婚の仲立ちをする日比野の女主人も、それに有頂天になる肉親も、自分の婿にならうとする島谷も、すべてはおせつかいで意地悪く
蝙蝠
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
冥
常用漢字
中学
部首:⼍
10画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼褪
蒼然
蒼々
蒼穹
蒼味