“葛尾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くずお66.7%
くずのお33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丹羽長秀の上陸した地点は、葛尾くずお村の尾崎であった。船はすぐ引っ返した。装備に一刻余り費やされた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(5)村上義清(小県ちいさがた埴科はにしな、更科、水内みちの、高井諸郡、葛尾くずお城)
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
その音を慕って、ここかしこからつどう残兵が三千余りとなると、やがて川を北へ渡って、葛尾くずのおに宿営した。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いまから十余年前までの村上氏というものは、北信濃一円を威令して、坂城さかき葛尾くずのおの城を中心に、祖先鎮守府将軍源頼義の一族が末裔まつえいとして、誰も仰ぎ敬う位置に栄えていたものである。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)