“くずのお”の漢字の書き方と例文
語句割合
葛尾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その音を慕って、ここかしこからつどう残兵が三千余りとなると、やがて川を北へ渡って、葛尾くずのおに宿営した。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いまから十余年前までの村上氏というものは、北信濃一円を威令して、坂城さかき葛尾くずのおの城を中心に、祖先鎮守府将軍源頼義の一族が末裔まつえいとして、誰も仰ぎ敬う位置に栄えていたものである。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)