“落葉樹（らくようじゅ）” の例文

電線（でんせん）はうなって、公園（こうえん）の常磐木（ときわぎ）や、落葉樹（らくようじゅ）は、風（かぜ）にたわんで、黒（くろ）い頭（あたま）が、空（そら）に波（なみ）のごとく、起伏（きふく）していました。

公園の花と毒蛾 (新字新仮名) ／ 小川未明(著)

やがて、嵐弦（らんげん）の滝（たき）の深湍（しんたん）に、白い水のおどりあがったのが見えた。そして、しばらくは消（き）えぬ泡沫（ほうまつ）の上へ、落葉樹（らくようじゅ）の黄色い葉や楢の実（み）がバラバラと降（ふ）ってやまなかった。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“落葉樹”の意味

《名詞》

成葉が一年以内で枯死し、休眠後、新葉をだす樹木。カエデ、サクラ等。
(出典:Wiktionary)

“落葉樹（落葉性）”の解説

落葉性（らくようせい）は、ある季節に定期的に葉を落とす植物の性質のことである。枯れた葉がすぐに落ちず、翌年の春まで残る種類もある。
葉以外に一部の茎を落とす植物もあり、これらも落葉性に含める。部分的に、または気温などの条件によって落葉性を示す植物もあり、これは半落葉性もしくは半常緑性と呼ぶ。主として落葉樹からなる森林を落葉樹林といい、これは温帯・亜寒帯のほか、熱帯のモンスーン地帯（雨緑林）にも分布する。
(出典:Wikipedia)

落	常用漢字 小３ 部首:⾋ 12画
葉	常用漢字 小３ 部首:⾋ 12画
樹	常用漢字 小６ 部首:⽊ 16画