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茫茫
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ぼうぼう
ふりがな文庫
“
茫茫
(
ぼうぼう
)” の例文
が、かれに取っては、結句きゅうくつな上屋敷よりも、草
茫茫
(
ぼうぼう
)
たる廃屋でも何でも、なお自由のきくこの方が有難い。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わなになっている縄の
端
(
はし
)
が野馬の首にかかると力を込めて地上に引き倒し、
己
(
おのれ
)
の馬を棄ててそれに飛び乗り、
茫茫
(
ぼうぼう
)
たる
曠原
(
こうげん
)
の上を疾走して馬の野性を乗り減らした。
仙術修業
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
某夜
(
あるよ
)
、築地の
待合
(
まちあい
)
へ客に呼ばれて往った
某妓
(
あるおんな
)
が、迎えの車が来ないので一人で歩いて帰り、釆女橋まで往ったところで、川が無くなって一めんに
草
(
くさ
)
茫茫
(
ぼうぼう
)
の野原となった。
築地の川獺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
茫
漢検1級
部首:⾋
9画
茫
漢検1級
部首:⾋
9画
“茫”で始まる語句
茫然
茫
茫々
茫漠
茫乎
茫洋
茫然自失
茫々然
茫鞋
茫屋