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茫茫
ふりがな文庫
“茫茫”の読み方と例文
読み方
割合
ぼうぼう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼうぼう
(逆引き)
が、かれに取っては、結句きゅうくつな上屋敷よりも、草
茫茫
(
ぼうぼう
)
たる廃屋でも何でも、なお自由のきくこの方が有難い。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わなになっている縄の
端
(
はし
)
が野馬の首にかかると力を込めて地上に引き倒し、
己
(
おのれ
)
の馬を棄ててそれに飛び乗り、
茫茫
(
ぼうぼう
)
たる
曠原
(
こうげん
)
の上を疾走して馬の野性を乗り減らした。
仙術修業
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
某夜
(
あるよ
)
、築地の
待合
(
まちあい
)
へ客に呼ばれて往った
某妓
(
あるおんな
)
が、迎えの車が来ないので一人で歩いて帰り、釆女橋まで往ったところで、川が無くなって一めんに
草
(
くさ
)
茫茫
(
ぼうぼう
)
の野原となった。
築地の川獺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
茫茫(ぼうぼう)の例文をもっと
(3作品)
見る
茫
漢検1級
部首:⾋
9画
茫
漢検1級
部首:⾋
9画
“茫”で始まる語句
茫然
茫
茫々
茫漠
茫乎
茫洋
茫然自失
茫々然
茫鞋
茫屋
“茫茫”のふりがなが多い著者
田中貢太郎
吉川英治