“茫茫”の読み方と例文
読み方割合
ぼうぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、かれに取っては、結句きゅうくつな上屋敷よりも、草茫茫ぼうぼうたる廃屋でも何でも、なお自由のきくこの方が有難い。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わなになっている縄のはしが野馬の首にかかると力を込めて地上に引き倒し、おのれの馬を棄ててそれに飛び乗り、茫茫ぼうぼうたる曠原こうげんの上を疾走して馬の野性を乗り減らした。
仙術修業 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
某夜あるよ、築地の待合まちあいへ客に呼ばれて往った某妓あるおんなが、迎えの車が来ないので一人で歩いて帰り、釆女橋まで往ったところで、川が無くなって一めんにくさ茫茫ぼうぼうの野原となった。
築地の川獺 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)