“若湯坐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ワカユヱ83.3%
わかゆゑ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大湯坐オホユヱ若湯坐ワカユヱの発生も知れる。みぬまに、候補者または「控え」の義のわかみぬまがあったのであろう。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
古くは、そこに職掌の分化があつて、第一に大湯坐オホユヱ、それから若湯坐ワカユヱ飯嚼イヒガミ乳母チオモ等をかぞへてゐる。恐らく此他にも、懐守ダキモリ負守オヒモリ等の職分もあつたのであらう。
貴種誕生と産湯の信仰と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
また命詔したまはく「いかにして日足ひたしまつらむ」とのりたまへば、答へて白さく、「御母みおもを取り、大湯坐おほゆゑ若湯坐わかゆゑを定めて、日足しまつるべし」
かれ天皇歡ばして、すなはち菟上うながみの王を返して、神宮を造らしめたまひき。ここに天皇、その御子に因りて鳥取部ととりべ鳥甘とりかひ品遲部ほむぢべ大湯坐おほゆゑ若湯坐わかゆゑを定めたまひき。