船方ふなかた)” の例文
猟師は船方ふなかたなどとは違い、各自独立した故郷があって、互いに交通し混同する機会は決して多くない。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
露店ろてんが並んで立ち食いの客を待っている。売っているものは言わずもがなで、食ってる人は大概船頭せんどう船方ふなかたたぐいにきまっている。たい比良目ひらめ海鰻あなご章魚たこが、そこらに投げ出してある。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)