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ふなこ
ふりがな文庫
“
船夫
(
ふなこ
)” の例文
とんでもない
大声
(
でかごえ
)
で
船夫
(
ふなこ
)
の猛るのや、くるくるとうごいて廻る影が四国屋の帆印をたたんだ二百石船の
胴
(
どう
)
の
間
(
ま
)
に躍ってみえた。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
するとやがてその男が、さらに十数名の
船夫
(
ふなこ
)
を連れてきた。手に手に酒の壺や食物をさげ、船中一同の感激を
陳
(
の
)
べ、さらにこれを献上したいと申し出た。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、荷蔵や
苫
(
とま
)
のかげに、かがまッている客や
船夫
(
ふなこ
)
を捕えて、いちいち改めているらしいので、旅川周馬、大手をひろげて、お綱の姿を見張りながら
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
踊りの陣にまじる人は、武士と町人の階級なく、若い娘と後家の恥らいなく、老人も青年も、百姓も
船夫
(
ふなこ
)
も、
流行病
(
はやりやまい
)
にかかったように、疲れるまで踊りぬく。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただ、ザンザとうつ大雨の音と、風の
咆哮
(
ほうこう
)
と、
船夫
(
ふなこ
)
たちの気狂いのような声。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“船夫”の意味
《名詞》
船頭。船乗り。かこ。
(出典:Wiktionary)
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“船”で始まる語句
船
船橋
船室
船首
船頭
船渠
船長
船尾
船乗
船暈