“舞立(まいた)” の例文
ツツと笊(ざる)の目へ嘴(はし)を入れたり、颯(さっ)と引いて横に飛んだり、飛びながら上へ舞立(まいた)ったり。そのたびに、笊の中の仔雀のあこがれようと言ったらない。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
引き息で飛着(とびつ)いた、本堂の戸を、力まかせにがたひしと開ける、屋根の上で、ガラガラという響(ひびき)、瓦(かわら)が残らず飛上(とびあが)って、舞立(まいた)って、乱合(みだれあ)って、打破(うちやぶ)れた音がしたので、はッと思うと、目が眩(くら)んで
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)