脚摩乳あしなずち)” の例文
その例は『日本書紀』の「神代巻」出雲の条に、「やつかれれ国つ神、脚摩乳あしなずち我妻号わがつまのな手摩乳てなずち云々」。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
出雲いずもの川上というところにいたりたもう。そこにひとりのおきなうばとあり。ひとりの少女おとめをすえてかきなでつつ泣きけり。素戔烏尊すさのおのみことたぞと問いたもう。われはこの国神くにつかみなり。脚摩乳あしなずち手摩乳てなずちという。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)