はたら)” の例文
私は魂の深い性質の内には、自分の自由にならない、ある公けなもの、ある普遍なもの、自己意識を越えてはたらく堂々たる力があるような気がする。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
私は、魂の深い性質の内には、自分の自由にならない、或る公けなもの、或る普遍なもの、自己意識を越えてはたらく堂々たる力があるやうな気がする。
善くならうとする祈り (新字旧仮名) / 倉田百三(著)
私はドストエフスキーなどを読むときに、いつも彼が正直羞恥、信ずる心、容れるはたらきなどを問題として、インテレッシイレンしているのに、深く感動されます。
青春の息の痕 (新字新仮名) / 倉田百三(著)