背後状うしろざま)” の例文
と、わざと落着いたが、足もとはうろつきながら、外套がいとうの袖で、背後状うしろざまにお絹を囲った。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
雪枝ゆきえむね伸上のしあげて、みさき突出つきでわんそとのぞむがごと背後状うしろざま広野ひろのながめた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)