“背合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せなかあわ66.7%
せなかあはせ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親仁とっさんは、てくてくと歩み寄ると、閣翁父子の背後うしろへ、就中なかんずく、翁の尻へ、いきなり服の尻をおッつけるがごとくにして、背合せなかあわせに立った。すなわち銅像に対したのである。
時々ひげのない顔が集り合っては、どっという笑語の声がかの士官の群から起るごとに、くだんの小男はちょいちょい額を上げて其方そなたを見返るのであるが、ちょうど背合せなかあわせになってるから
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)