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肥前国
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ひぜんのくに
ふりがな文庫
“
肥前国
(
ひぜんのくに
)” の例文
旧字:
肥前國
じゅりあの・
吉助
(
きちすけ
)
は、
肥前国
(
ひぜんのくに
)
彼杵郡
(
そのきごおり
)
浦上村
(
うらかみむら
)
の産であった。早く父母に別れたので、幼少の時から、土地の
乙名三郎治
(
おとなさぶろうじ
)
と云うものの
下男
(
げなん
)
になった。
じゅりあの・吉助
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
日向国
(
ひゅうがのくに
)
東諸県
(
ひがしもろかた
)
郡の本庄や、
薩摩国
(
さつまのくに
)
日置
(
ひおき
)
郡
伊作
(
いざく
)
や、
肥前国
(
ひぜんのくに
)
北高来
(
きたたかき
)
郡
湯江
(
ゆえ
)
村や、まだ色々の個所がありますが、九州第一の紙の郷土は
筑後国
(
ちくごのくに
)
八女
(
やめ
)
郡でありまして、矢部川に沿う村々で盛に漉かれます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
舟は
豊後国佐賀関
(
ぶんごのくにさがのせき
)
に着いた。
鶴崎
(
つるさき
)
を経て、
肥後国
(
ひごのくに
)
に入り、
阿蘇山
(
あそさん
)
の阿蘇神宮、熊本の
清正公
(
せいしょうこう
)
へ祈願に参って、熊本と高橋とを三日ずつ捜して、舟で
肥前国
(
ひぜんのくに
)
島原に渡った。そこに二日いて、長崎へ出た。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“肥前国”の意味
《固有名詞》
肥 前 国(ひぜんのくに)
日本の旧国(令制国)のひとつ。東部は佐賀県に、西部は長崎県になった。
(出典:Wiktionary)
“肥前国”の解説
肥前国(ひぜんのくに、肥前󠄁國)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。
西海道に属し、現在の佐賀県と長崎県(壱岐・対馬を除く)にあたる。
(出典:Wikipedia)
肥
常用漢字
小5
部首:⾁
8画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“肥前”で始まる語句
肥前
肥前屋
肥前國
肥前守
肥前家
肥前物
肥前飯
肥前五島
肥前長崎
肥前平戸