“肉厚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にくあつ60.0%
ししあつ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この金兵衛の話が出るたびに、吉左衛門は日ごろから「本陣鼻」と言われるほど大きく肉厚にくあつな鼻の先へしわをよせる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「本陣鼻」と言われるほど大きく肉厚にくあつな鼻の先へしわを寄せて笑うところから、静かな口もとまで、だんだん父親の吉左衛門に似て来るような夫の容貌ようぼうをながめて置いて
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
をちらして網戸にうつ天蛾すずめが肉厚ししあつき胴のくろ褐色かちいろ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
をちらして網戸にうつ天蛾すずめが肉厚ししあつき胴のくろ褐色かちいろ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)