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聡
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さか
ふりがな文庫
“
聡
(
さか
)” の例文
その
狡
(
ずる
)
そうな眼と
聡
(
さか
)
しげな耳とを絶えず働かせて、
内外
(
うちと
)
のことを何かにつけて探り出そうとしている、古狐のようなこの女房が
小坂部姫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
黒曜石のような
聡
(
さか
)
しい眼のあった個所には、
眼窩
(
がんか
)
が暗い孔を開け、桜貝のような愛らしい耳が着いていたところから藻草が青い芽をだしている。
湖畔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
もし
聡
(
さか
)
しい者が美を産み得るなら、無学な者はなお産み得るのだと。誰か無学たるそのことを
讃美
(
さんび
)
することができよう。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
雲の間からをりをり
聡
(
さか
)
しげに青空が覗いた。
モウタアの輪
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
蘆屋の
大人
(
うし
)
は
聡
(
さか
)
しいお人で、世渡りの道にかけては、諸事ぬかりなくやってのけるという評判だが、表の道に木戸をおき、唐門の櫓に見張りあげて守らせても、裏の水路はまるあきで
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
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聡
(
さか
)
しい智慧も無想の高さに比べてはいかに低いであろう。意識の加工は美の減退に終る。人々は今も技巧に謀って美に迫ろうとする。しかし結果において裏切られなかったことがあろうか。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
聡
漢検準1級
部首:⽿
14画
“聡”を含む語句
聡明
聡慧
眼聡
聡敏
輝聡
聡明叡智
頼聡
夜聡
頴悟聡敏
豊聡耳王
聡頴
聡明霊利
聡明叡知
御聡明
小聡
寛闊聡明
天資聡明
天聡