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聖天
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しょうてん
ふりがな文庫
“
聖天
(
しょうてん
)” の例文
「
否
(
いや
)
、今日のような退っ引きならない口とは違う。全く嫌疑さ。二個連れで
生駒
(
いこま
)
の
聖天
(
しょうてん
)
さまへ参詣に出掛けたという嫌疑がかゝったのさ」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
さて
聖天
(
しょうてん
)
下の
今戸橋
(
いまどばし
)
のところまで来ると、
四辺
(
あたり
)
は一面の
出水
(
でみず
)
で、
最早
(
もはや
)
如何
(
どう
)
することも出来ない、車屋と思ったが、あたりには、人の影もない、橋の上も一尺ばかり水が出て
今戸狐
(新字新仮名)
/
小山内薫
(著)
これ本邦慾張り連が子孫七代いかに落ちぶれても
頓着
(
とんじゃく
)
せず、わが一代儲けさせたまえと祈って油餅を配り廻り、これを食った奴の身代皆自分方へ飛んでくるように願う
歓喜天
(
かんぎてん
)
また
聖天
(
しょうてん
)
これなり。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
或いは
聖天
(
しょうてん
)
を的にして、ただ単に祈る心は要するに、病気を直したい、息災延命で暮したい、女には
惚
(
ほ
)
れられ、お金はたくさん
儲
(
もう
)
かりますように——裸にしてしまえば要するに、そんなものだが
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“聖天”で始まる語句
聖天町
聖天下
聖天様
聖天山
聖天樣
聖天堂
聖天子
聖天島
聖天大聖