トップ
>
翠嵐
>
すゐらん
ふりがな文庫
“
翠嵐
(
すゐらん
)” の例文
路は暫し
松林
(
しようりん
)
の間を
穿
(
うが
)
ちて、
茅屋
(
ばうおく
)
村舍の上に
靡
(
なび
)
ける細き烟のさながら
縷
(
る
)
の如くなるを
微見
(
ほのみ
)
つゝ、次第に
翠嵐
(
すゐらん
)
深き處へとのぼり行きしが
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
驛を過れば、山影再び
帽廂
(
ばうさう
)
に近く、木曾川の流も亦その美しき景を眼前に展開し
來
(
きた
)
る。一危橋あり、
翠嵐
(
すゐらん
)
搖曳するの間に架し、
刈草
(
かりくさ
)
を滿載したる馬の
徐
(
おもむ
)
ろに其間を過ぎ行く、また趣なしとせず。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
“翠嵐”の意味
《名詞》
山の青々とした気配。
(出典:Wiktionary)
翠
漢検準1級
部首:⽻
14画
嵐
常用漢字
中学
部首:⼭
12画
“翠”で始まる語句
翠
翠巒
翠色
翠微
翠緑
翠帳紅閨
翠簾
翠紗
翠帳
翠暫