“義顕”の読み方と例文
読み方割合
よしあき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけて義貞には、幼名を辰千代といった義顕よしあきや、その下の徳寿丸(後の義興)などの男子があった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新田左中将義貞、子息義顕よしあき、脇屋右衛門ノすけ義助、一子式部大輔だゆう義治よしはる
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
瓜生保うりゅうたもつは戦死し、義貞の子義顕よしあきも、尊良たかなが親王も、大勢の味方と共に自刃するなど、いかに苛烈な抗戦であったかは、あとになって、城砦じょうさいに入ってみると、死馬の骨が山とつんであったのでも分った。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)