)” の例文
もとより無知な雑兵輩ぞうひょうばらである。わっとばかり寄りたかッて俊基の身に縄をけようとする。が、俊基はきびしい眉をいからせて、しりぞけた。断乎としてゆるさなかった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)