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緋鹿
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ひか
ふりがな文庫
“
緋鹿
(
ひか
)” の例文
くるくると解いたお半の扱帯、同じ
緋鹿
(
ひか
)
の
子絞
(
こしぼ
)
りを、自分の手で土蔵の窓からサッと、外へ投げかけました。
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼女は
緋鹿
(
ひか
)
の子の
帯揚
(
おびあげ
)
が胸のところにこぼれているのを見つけだすと、
慌
(
あわ
)
てたように帯の間にたくしこんで、胸をかたく合せた。藤紫の半襟が、なるべく隠れるように襟元をつめた。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
(不思議なことには、その容貌が、髪の色を除くと、額の持主の老人にそのままなばかりか、着ている洋服の仕立方までそっくりであった)
緋鹿
(
ひか
)
の
子
(
こ
)
の
振袖
(
ふりそで
)
に、黒繻子の帯の映りのよい十七八の
押絵と旅する男
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
くる/\と解いたお半の扱帶、同じ
緋鹿
(
ひか
)
の
子絞
(
こしぼ
)
りを、自分の手で土藏の窓からサツと、外へ投げかけました。
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
髮形をすつかり堅氣の娘風にしたお靜の後姿——
黄
(
き
)
八
丈
(
ぢやう
)
の
袷
(
あはせ
)
と
緋鹿
(
ひか
)
の子
帶
(
おび
)
が、唐花屋の
暖簾
(
のれん
)
をくゞつて見えなくなつた時は、
大日坂
(
だいにちざか
)
の下から遠く樣子を見て居た錢形の平次も
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
驚いたな、どうも、
先刻
(
さっき
)
子供達が河岸っ縁で
捉
(
つかま
)
えて、自身番へ持って来ましたよ。
緋鹿
(
ひか
)
の
子
(
こ
)
の結綿で足を縛られて、その上
櫛
(
くし
)
を差し込んであるんだから、どんな烏だって飛びやしません。
銭形平次捕物控:005 幽霊にされた女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
緋
漢検準1級
部首:⽷
14画
鹿
常用漢字
小4
部首:⿅
11画
“緋鹿”で始まる語句
緋鹿子
緋鹿子絞