“素迅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すばや58.3%
すばし33.3%
すばしこ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、いうふうに一つ頷いて見せた後、他の稚子たちを追って、さっと、おそろしい素迅すばやさで、駈け去ってしまった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてこの行列の中にいた者であったが、素迅すばしこく、いつのまにか湖岸へ駈けて、すぐ戻って来たものとみえる。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岩の蔭、樹の蔭と、蜥蜴とかげのように素迅すばしこく身を移しつつ、下り松の真上に当る高地まで来たのであった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)