“素張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すば83.3%
すつぱ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな、素張すばらしく美事な焼芋で、質のよい品を売ったので大繁昌はんじょうだった。三ツの大釜おおがまが間に合わないといった。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
が、この男はまだ芸術家になりきらぬ中、香具師やし一流ののぞみまかせて、安直に素張すばらしい大仏を造ったことがある。
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
憲政の神樣が一朝にして憲政の賊に早變りなし、清節を看板の人が、その反對の事實を新聞紙上に素張すつぱ拔かれたりする。眞僞は兔に角、評判の定らぬ人間を、修養の手本とするのは危險である。
大師の入唐 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)