紙治かみぢ)” の例文
夫人と二人で紙治かみぢの芝居をる位さばけた画家ゑかきの事だ、きつと面白い気の利いた談話はなしがあるだらうと、犀水氏は楽みにして出かけたものだ。
「さうだつか、そないえゝ土地とこやつたらきまつさ、出し物はなになにとにしまひよう。わて紙治かみぢ』の炬燵こたつつてみたうおまんのやが、英吉利にも炬燵がおまつしやろか。」