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紅唇
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くち
ふりがな文庫
“
紅唇
(
くち
)” の例文
そして明るい
瞳
(
め
)
と小気味よい鼻は静観の美であり、かすかに開かれた
紅唇
(
くち
)
から覗く、光さえ浮んだ
皓歯
(
こうし
)
は、観客の心臓を他愛もなく
刳
(
えぐ
)
るのだ。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
源吉は、しっとりとした重みを胸に受け、彼女の血に
溢
(
あふ
)
れた
紅唇
(
くち
)
に、吸い寄せられた時、彼の脳の
襞
(
ひだ
)
の
何処
(
どこ
)
を捜しても「轢殺の苦」なぞは、まるでなかった。
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
その瞬間、黒吉の頭には、衣裳部屋で、葉子が忙しそうにこの煎餅を
咥
(
くわ
)
えていた光景と、それにつづいてクロオズアップされた、彼女の、あの可愛い
紅唇
(
くち
)
とが、アリアリと浮んだ。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
彼は、葉子の、可愛いい
紅唇
(
くち
)
を憶い出した。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
“紅唇”の意味
《名詞》
(口紅をつけた)赤い唇。
(出典:Wiktionary)
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
唇
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
“紅”で始まる語句
紅
紅葉
紅蓮
紅絹
紅玉
紅色
紅白粉
紅梅
紅殻
紅味