約定きめ)” の例文
お前は我まゝの車夫くるまやさんだね、夫ならば約定きめの處までとは言ひませぬ、代りのある處まで行つて呉れゝば夫でよし、代はやるほどに何處か开邊そこらまで
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もううでもやにつたのですからとて提燈ちようちんもちしまゝ不圖ふとわきへのがれて、おまへわがまゝの車夫くるまやさんだね、それならば約定きめところまでとはひませぬ、かはりのあるとこまでつてれゝばそれでよし
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もうどうでも厭やに成つたのですからとて提燈ちようちんもちしまま不図わきへのがれて、お前は我ままの車夫くるまやさんだね、それならば約定きめの処までとは言ひませぬ、代りのあるとこまで行つてくれればそれでよし
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)