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粥鍋
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かゆなべ
ふりがな文庫
“
粥鍋
(
かゆなべ
)” の例文
岡浪之進は、卜傳流の早速の働き、
圍爐裡
(
ゐろり
)
に掛けてあつた、
粥鍋
(
かゆなべ
)
の蓋を取つて、續け樣に飛んで來る、平次の投錢を受けたのです。
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
つい先刻、亡者どもがあばき合っていた
粥鍋
(
かゆなべ
)
の
窯
(
かまど
)
には、まだ鬼火のようなトロトロ火が残っていた。智深はその
薪
(
まき
)
の火を持って、
庫裡
(
くり
)
に火を放った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お婆さんは、
粥鍋
(
かゆなべ
)
の方へ行こうとする三毛の足を引っ張りながら、ぶつぶつとこぼした。
蜜柑
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
岡浪之進は、卜伝流のさっそくの働き、
囲炉裡
(
いろり
)
に掛けてあった、
粥鍋
(
かゆなべ
)
の蓋を取って、続け様に飛んで来る、平次の投げ銭を受けたのです。
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
また、源五兵衛は、携えて来た食物を、裏の流れで洗ったり、
炉
(
ろ
)
へ、
粥鍋
(
かゆなべ
)
を掛けたりしている。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ただ学寮附近に、山小屋にひとしい幾棟かが建っていて、香煙のにおいもするので、天野源右衛門をして内を
窺
(
うかが
)
わせてみたが、四、五の山僧が炉の
粥鍋
(
かゆなべ
)
をかこんでいるだけで
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
粥
漢検準1級
部首:⽶
12画
鍋
常用漢字
中学
部首:⾦
17画
“粥”で始まる語句
粥
粥杖
粥釣
粥腹
粥汁
粥湯
粥河圖書
粥占
粥喰
粥川