“かゆなべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
粥鍋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岡浪之進は、卜伝流のさっそくの働き、囲炉裡いろりに掛けてあった、粥鍋かゆなべの蓋を取って、続け様に飛んで来る、平次の投げ銭を受けたのです。
また、源五兵衛は、携えて来た食物を、裏の流れで洗ったり、へ、粥鍋かゆなべを掛けたりしている。
ただ学寮附近に、山小屋にひとしい幾棟かが建っていて、香煙のにおいもするので、天野源右衛門をして内をうかがわせてみたが、四、五の山僧が炉の粥鍋かゆなべをかこんでいるだけで
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)