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粛然
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しん
ふりがな文庫
“
粛然
(
しん
)” の例文
旧字:
肅然
というと戸締りは厳重にしてあり、近いといっても門から家までは余程
隔
(
へだ
)
って居りますが、雪の
夜
(
よ
)
で
粛然
(
しん
)
としているから、
遥
(
はるか
)
に聞える女の声。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
二人
(
ふたり
)
は連れだって中二階の前まで来たが、
母屋
(
おもや
)
では
浪花節
(
なにわぶし
)
の
二切
(
ふたき
)
りめで、
大夫
(
たゆう
)
の声がするばかり、みんな耳を澄ましていると見えて
粛然
(
しん
)
としている。
郊外
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
四辺
(
あたり
)
は
粛然
(
しん
)
として水を撒いたよう。お繼は
鉄切声
(
かなきりごえ
)
、親の敵と呼んで
振冠
(
ふりかぶ
)
ったなり、
面体
(
めんてい
)
も唇の色も変って来る。
然
(
そ
)
うなると女でも男でも変りは無いもので
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
粛
常用漢字
中学
部首:⾀
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“粛”で始まる語句
粛
粛々
粛殺
粛清
粛啓
粛慎
粛正
粛兄
粛公
粛宗