“振冠”の読み方と例文
読み方割合
ふりかぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
傳次は驚いて逃げに掛る処を袈裟掛(けさがけ)に切りましたから、ばったり倒れると、柳田典藏は残念に思い、この乱暴人と自分の乱暴人を忘れ振冠(ふりかぶ)って切掛ける。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
四辺(あたり)は粛然(しん)として水を撒いたよう。お繼は鉄切声(かなきりごえ)、親の敵と呼んで振冠(ふりかぶ)ったなり、面体(めんてい)も唇の色も変って来る。然(そ)うなると女でも男でも変りは無いもので
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
怖いから後(あと)へ下(さが)って居たが、今鼻の先へ巡礼が倒れ、大の侍が振冠(ふりかぶ)って切ろうとするから、人情で怖いのを忘れて、宰取棒で水司又市の横っ面(つら)をぽんと打(ぶ)った。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)